2021.01.05 第84号 歯周病と認知症、他 認知症の6割を占めるとされるアルツハイマー病は、脳の神経細胞の中にアミロイドβというたんぱく質の「ゴミ」がたまり、神経細胞が徐々に死滅することが原因と考えられています。 最近の研究では、歯周病菌の毒素がアミロイドβを増やし、認知症の症状が悪化することが明らかになってきました。九州大学の研究チームによると、マウスに歯周病菌を投与したところ、アミロイドβが、投与していないマウスに比べて約10倍検出され、記憶力も低下したということです。 全身の健康という面からも歯のケアは重要です。